ご挨拶

 「筑紫なる 清き山水 あつめきて
  流れ流るる筑後川

  ひる夜となく 流れ流るる
  我らも進まん学びの道を 学びの道を!!」
      (久留米工業高等専門学校校歌)

 

 「春筑後路を訪れて 桜に薫る千歳川
  幾代変らぬ此の流れ あゝ若人の夢を秘む」
                        
*「千歳川」は「筑後川」の古名
     
 (旧制久留米高等工業学校逍遥歌)


独立行政法人国立高等専門学校機構
久留米工業高等専門学校 校長 三川 譲二

 久留米高専は、九州随一の大河である筑後川のほとりに位置しています。春にはつつじの花が校舎いっぱいに咲き競います。
 
機械、電気電子、制御情報、生物応用化学、材料の各工学科並びに専攻科機械・電気システム、物質の各工学専攻の学生たちは、豊かな自然に恵まれたキャンパスの中で、5年間(専攻科の場合は7年間)の貴重な学びの時を共有しています。
 教職員は、教育理念に謳う「自立の精神と創造性に富み、広い視野と豊かな心を兼ね備えた、社会に貢献できる技術者の育成」のために日々創意工夫と努力を重ねています。
 
久留米高専は、一昨年度、旧制久留米高等工業学校が、小森野の地に創設されてから75周年、現在の工業高等専門学校の歩みを始めてから50周年を迎えました。1万3千余に及ぶ卒業生・修了生は、同窓会活動を通して現在も豊富な人脈を築き上げ、国内外において、エンジニアとして、社会人として多方面で活躍しています。
 本校への志願状況並びに本校学生の進路状況は比較的順調であります。本科については、福岡県南部を中心に広範囲の地域から多数の中学生の皆さんに志願していただいています。本科卒業生の6割を占める就職希望者への求人倍率は、平成27年度23倍に上り、かつそのほとんどが全国や地元の有力企業に職を得ています。進学では、九州大学をはじめとする国公立大学への編入学や本校専攻科への進学を果たしています。
 専攻科の進路も同様に芳しく、修了生のうちの就職希望者への求人倍率は平成27年度77倍を超え、進学した人も、九州大学や東京工業大学等でさらなる研鑽の道を歩み始めています。
 一方、本校の教育・研究施設は、「産学民連携テクノセンター」棟の竣工(平成21年度)、女子寮の新設(平成23年度)、図書館棟の全面改修(平成25年度)、「ものづくり教育センター」の開所(平成26年度)等相次いで充実が図られています。さらに、本年3月には管理棟の改修が実現しました。
 近年の日本の産業構造の変化や技術科学の高度化の中で、産業界や地域・社会のニーズを踏まえたエンジニアの育成が課題となっており、実践的かつ創造的な教育を行っている高等教育機関としての高等専門学校の存在と役割が現在ひときわ注目を浴びています。

 久留米高専は、久留米市内の4大学・短大及び1高専からなる「高等教育コンソーシアム久留米」の立ち上げ(平成19年度)、久留米市との「事業協力に関する協定書」の締結(平成20年度)、「テクノネット久留米」の創設(平成24年度)等で産学民の連携を推し進め、産業界や地域・社会からのご要望とご期待に着実にお応えしています。
 今後とも久留米高専の教育・研究並びに学校運営に対して、なお一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。(平成28年4月) 

   

                          
平成27年度入学式 校長告辞
平成27年度卒業式・専攻科修了式 校長告辞
平成28年度入学式 校長告辞
平成28年度卒業式・専攻科修了式 校長告辞
平成29年度入学式 校長告辞