久留米高専 機械加工実習・材料加工実習 作業安全情報

実習時の服装や安全上の注意についてお知らせします。

体のケア

実習に備えて次のようなことに気をつけてください。

爪は短く切らないと作業中に割ってしまうことがあります。爪の裏は黒く汚れますので掃除も大変です。ネイルアートはしていても構いませんが、それが傷むのを気にして作業ができないというのでは困ります。

髪を機械の回転部に巻き込まれると頭皮が丸ごと剥がされるなど極めて悲惨な事故が起きることがあります。可能であれば長髪にはしないことが望ましいですが、髪を伸ばしたい場合には髪が垂れないようにしましょう。

  • 作業帽をかぶって下を向いたときに髪が顔より下に垂れ下がるなら何らかの対策が必要です
  • 作業帽の中に髪が入るならば、帽子の中に髪を入れてしまいましょう
  • 前髪やもみあげなどが垂れるのであればヘアピンなどで止めましょう
  • 長い後ろ髪はゴムなどで束ねるのが基本です
  • ゴムで束ねても下を向いたときに髪が顔より下に垂れるのであれば夜会巻きやお団子などに結い上げて下さい

実習の前日はきちんと睡眠時間を確保してください。

当日、体調が悪い場合には無理して作業せず、指導員に申し出て見学としてください。

薬を服用する場合は、ねむけなどの副作用のあるものに注意してください。ねむくならない薬を選ぶか、見学としてください。

足腰をケガしていて危険が生じたときに適切に退避行動ができない状態では作業できません。指導員に申し出て見学としてください。

指や手をケガして布製の包帯やテーピングテープを巻いている状態では旋盤などの機械操作はできません。また、他の作業でも包帯などはひどく汚れてしまいますので、自分で交換ができない場合は作業に参加できません。作業中は包帯などを外すか、指導員に申し出て見学としてください。

目のケガや病気で一時的に眼帯をしている場合、視野が狭くなり遠近感が悪くなりますので旋盤などの機械操作・溶接はできません。見学対応となります。

水分を摂取することが基本です。水筒を持参してください。

  • スポーツドリンクが最適です(夏季の鍛造作業では強く推奨します)
  • 熱中症対策のドリンクとして各種レシピがありますので各自で工夫してもよいと思います
  • 夏季の鍛造作業のように大量に汗をかくのでなければお茶や水でも大丈夫です
  • 牛乳や甘酒がよいという話もありますが、傷まないように注意が必要です

人体には「暑熱馴化」とよばれるシステムがあり、暑さに慣れることで熱中症になりにくくなります。5月ごろにやや暑い環境で30分ほど、少しきついと感じる程度の運動をすることを1週間ほど続けるだけで馴化は完了します。運動後には牛乳を飲むと良いとも言われています。自転車通学や部活動をしていれば、それほど難しいことではないと思います。